-Sweets-- 甘くて、美味しい。
そんな可愛い恋がしたい。 「ねぇ、タケシ!お菓子の作り方教えてくれない?」 数時間前の出来事。私はタケシにそんなお願いをしたの。 「え?お菓子?何のお菓子だ?」 「えーっと…簡単で美味しいやつ…かな?」 それをいったときタケシの顔が急にニヤニヤしてきたのがわかった。 「もしかして…サトシにあげるのか?」 ボッと顔全体が赤くなった。 ず、図星かもぉ〜/// 「な、何か無いかなぁ…。///」 私はタケシから目を逸らして話し始めた。 「あれは…あれなら簡単に出来るな…。」 その言葉を聞いて私はびっくりしてタケシに飛びついた。 「あれってなになに?私でも作れるの?」 「あ、ああ。多分。パフェなんてどうだ?」 パフェって…あのアイスとか色々のってるやつね! 「うん、それにするわ!タケシ、コツ教えてほしいんだけど…」 「…綺麗にのせるって感じだな。材料とレシピはここ置いておくから。」 「あ、ありがとうタケシ!私頑張るから!」 そう言ってタケシは買い物に。私はお菓子作りを始めて、 数時間がたった。 「な、なあ…ハルカ。もうそんなもんでいいんじゃないか?」 数時間ずっと私はパフェを作り続けた。 タケシも買い物から帰ってきちゃって。 でも私は何個も何個も作るわ。 だって形が崩れちゃうんだもん; 「誰が作ったって崩れるものなんだから!」 「え〜。タケシが作ったパフェなんてもっと美味しそうだったわ!」 そう言ったとき、モンスターボールからエネコが飛び出してしまった。 「ネ〜w」 「あ、エネコ待ちなさいってば!ちょっとぉぉ!」 私は夢中になってエネコを追いかけた。 「ネ〜ネ〜☆…ネ!?」 「…捕まえたわよ!戻りなさい!エネコ!」 私は今きた道を走って戻った。 またパフェを作る為に。走って、走って。 …あの場所に戻ったらそこにサトシとマサトもいた。 私はサトシ達に声をかけようとして、手を振りながら走った。 「サト…」 「タケシ!こんなにパフェ作ってどうしたんだよ!しかも不味そうだぜ。」 「……いや、だから…ってハルカ…。」 私は走り出してしまった。さっきの道に向かって。 でもエネコを捕まえた時よりずっとずっと先に走っていったの。 「…サトシの馬鹿ぁぁあああ!!!」 泣きながら、一旦立ち止まって、大声で叫んだ。 人が作ったパフェ見て不味そうなんて失礼かも…。 「馬鹿で…悪かったな…。」 「き、きゃああぁぁあ!!」 「悲鳴あげることは無いだろ?どうしたんだよ、いきなり…。」 サトシが私に優しくしてくれる。 でもその優しさが今は妙に痛く感じた。 「あのパフェ…私が作ったの…。全部。」 「え、すごいぜ!ハルカ!」 その言葉を聞いた時、私の中で何かが切れた。 「何が凄いのよ!?さっき不味そうっていってたじゃない!!」 「あ、あれはさ…いつものタケシの料理と比べて不味そうだって…」 「ど、どうせ私はタケシより料理下手ですよーだ。」 少しぐれてみて。サトシの顔色を伺った。 「これから磨けば良いじゃん。これからも俺のために作ってくれよな。」 「な!?何言ってるのよ!!??//////」 「ちゃんと料理磨いとけよ!俺のためにwじゃ、先俺戻るから!」 サトシはニヤニヤしながら走っていってしまった。 その後色々な考えがめぐってきた。 「それってどーゆー意味だろ?」 その答えがわかるのは まだ先の話です。 |